会社でパンフレットや雑誌をスキャニングするために裁断をする時や、書類をまとめて切断したいときなど、これまではカッターマット+カッター+定規で手作業で切るか、この、ギロチンタイプの危険きわまりない&なかなか一発では上手に切ることのできない断裁機を使っておりました。
まあ、こういうものだと思っていたので特に不便も感じずこれまで約40年生きておりました。


そんなある日「コンパクト断裁機」なるものを使う機会がやってきました。
重さは5キロ超。決してコンパクトではありません。通勤カバンや 上着のポケットには絶対に入りません。が、断裁機の中では信じられないくらいのコンパクトさなのでしょう。ただ、重さは置いておいて、サイズはコンパクトかもしれませんね。特に、収納については意識されているようで、取っ手の部分を持って縦にして置いておくことができます。従来のギロチンタイプのものと比べても、会社での収納では全くジャマにならないサイズですし、家でも、まあ許せるレベルのサイズ感です。



まあ、コンパクトさについてはこれくらいにしておきます。
断裁機の評価ポイントは「切れ味」と「使いやすさ」でしょう。ところで、パッケージを読んでいて気付いたんですが、このマシーンは断裁機。ダンサイキなんですね。でも切ることは「裁断」サイダンって言うんですね。会社にあるギロチンくんはKOKUYO製ですが、品番がDN-3となっているのでやはり断裁機と呼ぶのでしょう。ところで、コクヨの文房具の品番、ヒネリが無くて大好きです。ハサミは「ハサー4」とかですよ。まあ、ハサミの型番がHS-2001mkⅡ/3000とかだとウザいですね。
話しがそれましたが、この断裁機の裁断の実力を試してみました。

まず、驚くのが、この銃についている赤外線照準機「レーザーサイト」のような赤い光。単4電池を2本入れて光らせているLEDライトなのですが、これが「切断するライン」を教えてくれます。というのも、この断裁機では切る瞬間を見せてくれませんし、刃を目にすることもありません。切断作業は手の届かないカバーの中で行われます。超安全ですね。ギロチンくんと言ったら・・・大人でも恐怖を感じます。
そうそう、ギロチンくん(DN-3)と同じように見える取っ手付きの金属レバーですが、ギロチンくんはここが片方の刃として機能しますが、この断裁機は下部に収納されている刃を押し下げるためのただのレバーです。だったらこの部分をもう少しソフトなイメージにすればよかったのに〜とも思いました。


で、ライトで狙いを決めてレバーをグイッとおろします。ん?軽い!軽々です。思いのほか軽いチカラで裁断が終わります。そして安全。これ、保育園や幼稚園の先生に持って行ったら喜ぶだろうな〜と思います。チラシを切って園児用の折り紙を作ったり、ままごと用に雑誌を切り刻んで「スパゲッティ」を作ったりされてます。そういう作業って子どもの面倒を見ながらはできないでしょうから、きっと手間なはず。この断裁機がいれば子どもの前でも作業自体は安全にやることができそうです。

そしてまあ切れ味の鋭いこと。雑誌の背中をカットしてもほぼ垂直に、本当にスパッと裁断されます。

もともとの雑誌の裁断面と遜色の無いカット面です。
ちなみにこれ、ホットペッパーを実験のため裁断したものですが・・あまりに鋭く何でも切ってくれるので、どこまでのものが切れるのか?手当り次第に切っていて、ちょうど限界の厚さが手元にあったホットペッパーでした。「断裁」のチカラにはまだまだ余力がありそうですが、セットできるスペースに差し込む「厚み」の限界がこの厚さでした。

しかしまあ、カンタンにバラバラに。リクルートさんごめんなさい m(_ _)m ホットペッパーいつも活用しています!
ちなみに説明書には裁断可能な枚数はコピー用紙で60枚までと書いてあります。(ギロチンくんは10枚でした)

今回のホットペッパー福岡4月版は274ページのものでした。ほぼこれが限界の厚みだと思いますので購入を検討されている方はご参考にどうぞ。
世の中には気付いていないベンリなものがまだまだあるんですね〜
この断裁機があれば、家電店とかでちょっと集めてきたカタログやパンフレットもサッと切ってスキャンしてポイ!が簡単にできるので本当に便利な予感がしています。あ、スキャニングに支障のあるA4より少しだけ幅のある紙類の揃えにも使えるな〜 (つ゚o゚⊂)オォ〜!!
雑誌も捨てる前には切断してからバーッと斜め読みして、欲しい情報のページをピックアップしてスキャニングしておくのも手ですね。
これでまた家の整理が進みそうです。まずはこのコンパクト断裁機が置けるスペース分のものを裁断してスキャンして断捨離してしまえばイイわけですからね〜 (・∀・)イイ!!